全校集会「南極の秘密~南極の氷からSDGsを考える~」を行いました
2022年7月13日 12時38分「南極のひみつ」というテーマで校長講話を行いました。
南極の位置や気候などを説明した後、クイズを行いました。みなさんも考えてみてくださいね。
第1問
「南極と北極はどちらが寒い?」
(答え:南極。 南極は地球で一番寒いところ)
第2問
「ぺんぎん、あざらし、クジラ、シロクマのうち、南極にいないのは?」
(答え:シロクマ。南極にクマはいません。)
第3問
「南極の氷は食べることができるの?」
ここで、ZOOMで朝日新聞東京本社の極地記者である中山由美さんに出演していただきました。
中山由美さんは、昨日のブログでも紹介させていただきましたが、これまで何度も北極や南極を訪れています。令和2年度の課題図書「北極と南極の「へえ~」くらべてわかる地球のこと」の著者でもあります。
中山さんに「南極の氷は食べれるの?」と問いかけると、笑顔で「食べることができません。空気中のちりや宇宙の隕石、ウイルス等が入っている可能性があります」と答えてくださいました。
続いて南極の氷の実験です。これは、中山さんが南極を訪れた際、おみやげに「南極の氷」を持ち帰り、本校に在籍している親戚の児童にプレゼントしたものです。保護者のご厚意で、寒川小学校に「南極の氷」が届けられました。子どもたちは、本物の南極の氷を見て目を輝かせました。
これが実際の南極の氷です。南極の氷は雪が降り積もり、押し固められたものだそうです。ですから、一般的な氷と違い、中に多くの空気を含んでいるそうです。また、その氷は何百年、何千年と長い年月をかけてできたもののため、その当時の空気が閉じ込められているそうです。
南極の氷を水に入れると、「プチッ、プチッ」と空気の出てくる音がします。
説明の後には質問タイム。たくさん質問が出ましたが、中山さんが分かりやすく解説をしてくださいました。
最後に、校長がSDGsについて話をしました。子どもたちが現在学習していることを今回の南極の氷の話と結び付け、環境を守るために自分たちにできることを考え実行することの大切さを話しました。
集会の最後は、全校児童が一人ずつ氷から音が鳴るのを聞いて退場しました。子どもたちからは、「わー、本当にプツプツいよるー。」と歓声が!ワクワク心躍る集会でした。
なお、今回の集会には、朝日新聞社とコスモステレビの取材が入りました。放送予定等は未定ですが、後日学校に連絡がありますので、決定しましたらお知らせいたします。
Information
今回、ZOOMに出演してくださった中山由美記者さんが、小学生向けの15分番組「未来はっけん!地球探検~南極記者“ゆみねえ”と考えるSDGs」を制作されています。環境教育を考えるきっかけになると思います。