【連載①】ぐっすり眠るコツ(朝)
2018年9月14日 05時00分酷暑と言われた夏が終わりましたが、平年より気温の高い日がまだまだ続きそうです。
ぐっすり眠って体調を整え、パフォーマンスを上げたいものです。ぐっすり眠るコツを3回の連載でお伝えします。
実は、私、不健康な生活習慣が原因で、夜、自然の眠りがこず困ったことがありました。そこで、睡眠についていろいろと調べているうちに、「睡眠健康指導士」(社団法人 日本睡眠教育機構)の資格を取るに至りました。「睡眠健康指導士」の講座や睡眠に関する講演で学んだ中で、自分が実践して効果があったものをお伝えします。
朝のコツ(その1)
朝は、毎日、決まった時刻に置き、朝の光を浴びることが大切です。朝の光を浴びることで、体内時計が一日約25時間から、24時間にリセットされます。私は若い頃、休日はゆっくり寝ていたいと思って、朝遅くまで寝ていました。起床時刻が2時間以上ずれると、月曜日に軽い時差ぼけのような不調を感じることがあると学びましたが、そのとおりでした。週の後半に体調がよくなって週末は朝寝坊をする。そして、また、月曜日は不調。その繰り返しでした。前任校で、曜日別の欠席数を調べると月曜日が多かったです。週末の起床時刻を学校がある日と比べてると遅い傾向があることも分かりました。休日も、同じ時刻に寝て同じ時刻に起きることが大切です。前任校の児童にも本校児童にも、このことをしっかりと伝えました。尚、休日に寝ても疲れが取れない場合は、昼寝を適度にすればよいと学び、実践しています。
朝のコツ(その2)
朝食で、トリプトファン(たんぱく質)とビタミンB6をとることがコツです。これらを原料にして元気ホルモンと言われるセロトニンが作られます。セロトニンは、夜、睡りをもたらすメラトニンというホルモンに変わります。要するに、朝食のトリプトファンとビタミンB6で、夜眠りをもたらすメラトニンができると言うことです。(講演会で聞いた情報です。)
それを聞いて以来、私は、朝食で、トリプトファン(たんぱく質)とビタミンB6を必ず取るようにしています。納豆を卵でとじた「納豆卵焼き」と「バナナとヨーグルト」は、すぐに用意できるので、私の朝食の定番となっています。
実践して、以前より元気になりました。ドリンクを飲むことがほとんどなくなりました。夜は、21時過ぎから自然の眠気がくるようになりました。児童には、朝食「赤の食品(主に体をつくる)・黄の食品(主にエネルギーになる)・緑の食品(主に体の調子を整える)」をバランスよく食べようと伝えています。
トリプトファンを多く含む食品・・・豆やナッツ類、肉類、魚介類
ビタミンB6を多く含む食品・・・ 果物(バナナ)、魚(カツオ、マグロ)、レバー、肉