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【連載】新たな取組を振り返って①

2019年3月12日 14時45分

 新しい学習指導要領が2020年度より全面実施されます。今年度は、一部先行実施しました。①小学校段階でのキャリア教育、②小3・4の外国語活動、③道徳の教科化です。の3つです。また、新たな手立てを加えて、④全ての児童が主体的に参加し「分かる・できる」学びを目指した授業のユニバーサルデザイン化、⑤運動技能の向上を目指した体育ミニマムの実践も推進しました。これら5点について、1年間を振り返り、連載でお伝えします。1回目は、「小学校段階でのキャリア教育の推進」です。

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小学校段階のキャリア教育の推進 

 

 小学校の学級活動に新たに(3)が設けられ、これまで行っていたキャリア教育の内容が、小・中・高等学校とのつながりをより明確にするように改められました。一人一人のキャリア形成と自己実現の内容として、「ア 現在や将来に希望や夢をもって生きる意欲や態度の形成」「イ 社会参画意識の醸成や働くことの意義の理解」「ウ 主体的な学習態度の形成と学校図書館等の活用」が位置付けられています。

 今年度、保護者の協力を得て、「夢シート」の作成や、学期ごとに、児童像に沿っためあてを立てるなどの学習活動を進めて参りました。

 

Ⅰ 「夢シート」の作成

   

 この取組により、現段階での「なりたい自分の姿」を明確にもつことができました。

【将来の夢(1年生)】「夢シート」より

❶ケーキ屋さん、サッカー選手 4人

❸ペットショップ、野球選手、宇宙飛行士、警察官、保育士 各3人 

【将来の夢(6年生)】参観授業「夢を語ろう」より

[男子]❶ゲームクリエータ4人、❷プロスポーツ選手3人、❸ペットショップ2人

[女子]❶看護師、トリマー3人、❸美容師、保育士、建築士2人

※コメント※ 

私は、「なりたい自分の姿」を明確にもつことが、主体的に学習に望む原動力になると考えています。「何のために学校に行くの?」「何のために勉強するの?」それは、「なりたい自分」になるためだよ。

 

Ⅱ 学期ごとの児童像にそった「めあて」の立案

  寒川小学校には、「明るく元気な子」「よく考えがんばりぬく子」「いたわり励まし合う子」の3つの大きな目標(児童像)があります。各学期の始業式には、それに沿って自分の「めあて」を立てるよう話をしました。

 2月には、「めあて」をもって頑張り、他の模範となった児童を学年毎に4名(運動ピカイチ、学習ピカイチ、読書ピカイチ、生活ピカイチ)を表彰しました。

※コメント※

 私は、自分で考えて立てる「めあて」は、「自分との約束」だと思っています。児童は、先生や親に言われてこともよく聞きますが、「自分との約束」はそれ以上に守ろうとします。「めあて」を立てることは、自律的な人づくりの要だと考えています。