この1年間、最高学年として寒川小学校を引っ張ってきた6年生が学び舎を去っていきました。










6年生は、本当によくやってくれました。式辞で述べたとおり、6年生のよいところを一言で言うと、素直なところです。今日も、素直なところがたくさん現れていました。中学校の先生は、素直な生徒が3年間でぐいぐい伸びるとおっしゃっています。皆さんの持ち味をこれからも大切にしてください。

これから、次の道に進んでいきますが、はなむけの言葉のとおり、「助け合って生きていくのだ!」。卒業文集にも書いてあるので、読んでもらうとうれしいです。それでは、お元気で。また、寒川小学校に遊びに来てください。(*^o^*)
【お知らせ①】本日の卒業式の模様は、コスモステレビで放送されます。放送の予定は、コスモステレビのホームページでご確認ください。
【お知らせ②】三野写真館さんが撮影された卒業式の写真をネット販売します。希望される方は、先日配布したチラシを見て申し込んでください。なお、本日のホームページの写真は、三野写真館さんが提供してくださったものを、サイズを小さくして掲載しています。

6年生の保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。
今まで、本当にお世話になりました。
いよいよ、22日は卒業証書授与式です。
当日の6年生児童の登校は8時30分となっております。
式に参加していただける保護者の皆様は、
9時20分までに受付を済ませ、会場にご入場ください。
保護者の方の駐車場は本校運動場を用意させていただいております。
今のところ、天気予報等によりますと雨の心配はないようですが、
雨天でも、足下は悪いのですが運動場をご利用ください。
卒業生にとっても、保護者の方にとっても意義深い一日となりますよう
教職員一同、精一杯努めたいと思います。
宜しくお願いいたします。
全ての児童が主体的に参加し「分かる・できる」学びを目指した授業のユニバーサルデザイン化
今年度の研究主題は、「全ての児童が主体的に参加し、『分かる・できる』学びの実現」でした。大きな目標ですが、達成に向け組織で取り組みました。その手立てが、授業のユニバーサルデザイン化です。一斉指導の中に、視覚化・焦点化・共有化の工夫を取り入れました。6月の参観日の授業を振り返ります。
【視覚化】




◎6年生は、電子黒板を使って教材を提示した上で、同じ教材を拡大して黒板いっぱいに貼りました。どこから見てもよく分かりました。
◎5年生は、今年購入した50型のディスプレイを使って、三角形が合同になる移動方法(ずらす・ひっくり返す・回転する)をアニメーションで示しました。図形が動くと、児童が驚いていました。
◎1年生は、プロジェクターを使って、数の数え方を提示しました。5つの束ごとに数える方法がよく分かりました。
※50型ディスプレイは、年度末までに3~5年の各教室に設置することができました。来年度は、1、2年の教室に設置する予定です。
【焦点化】




◎焦点化とは、授業内容を明確に示すことです。1年生は、「は」「を」「へ」の使い方を理解させるために、まちがい探しをして、注意を集中させました。
◎2年生は、数の大小を大きな位から順に調べることに焦点を充て、理解を図りました。
◎4年生は、体の成長には個人差があることに焦点を充て、作業を通じて実感させました。
【共有化】


◎共有化とは、自分の考えを伝え合うことです。2年生は自分の考えを互いにクイズを出し合って伝えました。
◎3年生は、話のおもしろさを伝えあったり、グループで問題をつくって他のグループに出し合ったりしました。
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【成果と課題】
※全員参加の「分かる・できる」授業づくりを目指して、1年間、講演会に参加したり校内授業研究会を開催したりして、研修を進めて参りました。児童アンケートの結果は次のとおりでした。「国語の授業はよく分かりましたか。」(肯定率:1学期90%、2学期90%)、「算数の授業はよく分かりましたか。」(肯定率:1学期86%、2学期88%)でした。学力調査の結果は、全体的に、良好な状態でした。一定の成果が出たと言えますが、まだまだ伸びしろがあります。このスコアが来年度向上するよう、更に授業研究を進めて参ります。
本日の2,3校時に、卒業式の全校練習を行いました。練習するたびに形が整い、ほぼ仕上がりました。










みんな自分のやるべきことに一生懸命に取り組みました。1年生も長い時間、よい姿勢を保っていて、大変好感がもてます。
いよいよ、6年生にとっては登校日が明日と明後日になりました。当日、ベストを尽くせるよう体調管理をしてください。(*^o^*)
道徳の教科化
従来の「道徳の時間」が「特別の教科 道徳」(道徳科)として新たに位置付けられました。道徳的価値を自分の事として理解し、多面的・多角的に深く考えたり、議論したりすることで児童の道徳性を育みます。いじめ問題を取り扱った教材が各学年に配置されています。通知表には、一人一人の成長(「自分事として理解したか」「多面的・多角的に深く考えたか」)をお伝えします。
◎授業の一例
2月6日(水)、4年松組で道徳の授業研究会を行いました。教材名は「大きな絵はがき」でした。「友達から料金不足の絵はがきが届いたら、料金が不足していることを教えるか教えないか」について自分事として考えました。はじめ、教える(写真4枚目赤のハート)と答えた児童は2名でしたが、話し合いを通じて多数(写真8枚目赤のハート)に変わりました。最後に、担任が自分のミスを友達がやさしく教えてくれて、みんなの前で恥をかかずにすんだ話をしました。多面的・多角的に考えることを通じて、「友達のミスに気づいたら、やさしく教えよう」という気持ちが高まったと感じました。実際の生活に生かせそうです。








本校は、全ての児童が参加し「分かる・できる」学びを実現しようと授業研究に取り組んでいます。言葉だけの説明だけでは分からない困難さのある児童に対して、イラスト、ハートメーターなどの視覚支援を行っています。また、注意が散漫になる児童に配慮して、学習内容の明確化(「ねらい」と「まとめ」の提示、教師の説話と「ねらい」との整合化)を図っています。また、授業への参加意識を高めるため、グループでの意見交換の機会を多くとっています。このような手立てで、全ての児童が「参加→理解→活用(生活に生かす)」できるように授業づくりを進めています。(*^o^*)
本日、インフルエンザによる欠席者はゼロです。これで、インフルエンザ情報の掲載は終了します。
今年度の「読み聞かせ」がフィナーレを迎えました。本日は4名の方が来校され、3年生と4年生に各クラスで読み聞かせをしてくださいました。








この1年間、10名の方が、のべ214クラスに読み聞かせをしてくださいました。本校児童にとって、とてもありがたいことです。皆さんに、児童からのお礼の手紙を届けました。その一部を紹介します。
1年生「ぼくたちに まいしゅう よみきかせをしにきてくれて ありがとうございました。ぼくは、りんごのおはなしが とてもおもしろかったです。らい年も またおねがいします。」
6年生「1年間、6年生の私たちにも、読み聞かせをしてくれてありがとうございました。大きな声で分かりやすく役になりきって読んでくれたので、話の内容が一人で読むより分かりやすく、伝わりやすかったです。他に、読み聞かせをしてくれる前まで、本を読むのがあまり好きじゃなかったけど、読み聞かせをしてくれるようになってからは、本が好きになって自分で本を買って読む習慣ができました。楽しい本に出会いたいです。」
※6年生が言っているように、読み聞かせがきっかけで、自分から本を読むようになることが最大の教育効果だと思います。読書の好きな子が増えてきて、とてもうれしく思います。1年間本当にありがとうございました。子どもたちが楽しみにしていますので、来年度もどうぞよろしくお願いします。
本日の正午現在、インフルエンザによる欠席者は1名です。拡大しないように気を付けています。
本日の正午現在、インフルエンザによる欠席者は1名です。今のところ、高熱で保健室に来る児童はいません。拡大しないように、気を付けています。
小学3・4年生の外国語活動
中学年に、「聞くこと」「話すこと(やりとり)」「話すこと(発表)」を中心とした外国語活動が、年間15単位時間導入されました。外国語に慣れ親しむこと、日本語と英語の音声の違いに気付くことなど、「聞くこと」「話すこと」を通してコミュニケーションを図る素地となる資質・能力を体験的に育成しました。
Ⅰ 3年生の授業の実際例 Unit1「Hello!」




担任が授業を進め、ALT(英語指導助手)が本場(オーストラリア)の発音を聞かせて授業の補佐をしました。この日は、ALTに質問をしたあと、単語の発音練習をしました。それから、テキストと電子黒板を使って、外国のいろいろな「Hello!」を知ることができました。3年生は、今日の授業をとても楽しく受け、ALTに続いて元気よく発音することができました。☺
Ⅱ 4年生の授業の実際例 Unit5「Do you have a pen?」




はじめに、ALTのあとについて、文具に関する単語の発音を練習しました。そのあと、英文を聞いて、誰の筆箱かを当てました。「(英語で)私は、ロバートです。消しゴムを一個持っています。鉛筆を2本持っています。ペンを2本持っています。赤と黄色です。」ロバートを聞き取りにくかったので、担任がカタカナで板書しました。(4年生はまだ、英語の読み書きはしません。)全員、正解でした。
その後、映像を見て、世界の子どもたちのかばんの中身を知りました。外国の子どもの中には、教科書がなく、りんごやバナナが入っていてびっくりしました。(外国の文化についても学びます。)最後に、文房具カードを切り取って、自分の文具セットを作る活動をしました。
※コメント※
毎回、楽しく英語にふれることができました。この活動を繰り返すうちに、外国の文化に親しむとともに、ヒアリング力が向上すると感じました。(*^o^*)
本日正午現在で、インフルエンザによる欠席者が1名います。感染が拡大しないよう、当該児童の学級では、全員マスクを着用し、机を離す処置を取りました。
たくさんの表彰がありました。
「尾藤二洲ものがたり」読書感想文
児童版画コンクール「天才ちるどれん」
防火ポスター ・ 選挙啓発ポスター
駅伝大会 ・ バレーボール大会 ・ ラグビー交流大会
スポーツ少年団軟式野球のチャレンジカップ
人権ポスター・人権作文・人権標語
書道展覧会・土居俳句大会
と 様々な分野でたくさんの児童が活躍し、表彰されました。

いろんな分野で、子どもたちが活躍していること
とても嬉しく思います。
おめでとうございます!
12日(火)6校時、6年生から「感謝の会」の招待を受け家庭科室へ行ってみると、甘い香りと和やかな雰囲気が漂っていました。










黒板には、「感謝の会」の大きな文字とプログラムが書いてありました。そして、招待を受けた先生のテーブルと6年生の座席には、手作りのホットケーキとフルーツポンチが置いてありました。感謝の会がはじまって、まず、この甘い甘いお菓子をいただきました。先生方からは、「見た目がきれい。」「さすが。」「おいしい。」などと絶賛の声が上がりました。




出し物は3つありました。①お題の絵を描いて当てるゲーム、②ひねりのあるクイズ、③ビンゴゲームです。ビンゴゲームの商品は、クオリティが高く驚きました。国際交流で使うと、大いに盛り上がりそうです。(6年生は、よく工夫してますねえ。)
最後に感謝の言葉を聞きました。「何もできなかった私たちですが、先生方のおかげでできるようになりました。ありがとうございました。」の言葉に、これまで関わってきた先生方の目には光るものが見えました。6年生の成長を、大変うれしく感じたひとときでした。6年生のみんな、ありがとう。(*^o^*)
新しい学習指導要領が2020年度より全面実施されます。今年度は、一部先行実施しました。①小学校段階でのキャリア教育、②小3・4の外国語活動、③道徳の教科化です。の3つです。また、新たな手立てを加えて、④全ての児童が主体的に参加し「分かる・できる」学びを目指した授業のユニバーサルデザイン化、⑤運動技能の向上を目指した体育ミニマムの実践も推進しました。これら5点について、1年間を振り返り、連載でお伝えします。1回目は、「小学校段階でのキャリア教育の推進」です。
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小学校段階のキャリア教育の推進
小学校の学級活動に新たに(3)が設けられ、これまで行っていたキャリア教育の内容が、小・中・高等学校とのつながりをより明確にするように改められました。一人一人のキャリア形成と自己実現の内容として、「ア 現在や将来に希望や夢をもって生きる意欲や態度の形成」「イ 社会参画意識の醸成や働くことの意義の理解」「ウ 主体的な学習態度の形成と学校図書館等の活用」が位置付けられています。
今年度、保護者の協力を得て、「夢シート」の作成や、学期ごとに、児童像に沿っためあてを立てるなどの学習活動を進めて参りました。
Ⅰ 「夢シート」の作成
この取組により、現段階での「なりたい自分の姿」を明確にもつことができました。
【将来の夢(1年生)】「夢シート」より
❶ケーキ屋さん、サッカー選手 4人
❸ペットショップ、野球選手、宇宙飛行士、警察官、保育士 各3人
【将来の夢(6年生)】参観授業「夢を語ろう」より
[男子]❶ゲームクリエータ4人、❷プロスポーツ選手3人、❸ペットショップ2人
[女子]❶看護師、トリマー3人、❸美容師、保育士、建築士2人
※コメント※
私は、「なりたい自分の姿」を明確にもつことが、主体的に学習に望む原動力になると考えています。「何のために学校に行くの?」「何のために勉強するの?」それは、「なりたい自分」になるためだよ。
Ⅱ 学期ごとの児童像にそった「めあて」の立案




寒川小学校には、「明るく元気な子」「よく考えがんばりぬく子」「いたわり励まし合う子」の3つの大きな目標(児童像)があります。各学期の始業式には、それに沿って自分の「めあて」を立てるよう話をしました。
2月には、「めあて」をもって頑張り、他の模範となった児童を学年毎に4名(運動ピカイチ、学習ピカイチ、読書ピカイチ、生活ピカイチ)を表彰しました。
※コメント※
私は、自分で考えて立てる「めあて」は、「自分との約束」だと思っています。児童は、先生や親に言われてこともよく聞きますが、「自分との約束」はそれ以上に守ろうとします。「めあて」を立てることは、自律的な人づくりの要だと考えています。