5年生が防災町歩きに出かけました。東部、北部、中部、西部に分かれて、地域の自主防災会や保護者の方々と、地域の危険箇所を見つけたり、防災倉庫や避難場所の確認を行いました。写真は北部の様子です。



2時間目は避難訓練でした。今回は土砂災害に備えた垂直避難です。先生の指示をよく聞いて、校舎の高い階に避難しました。避難訓練の合言葉は「おはしもち」です。「おさない」「はしらない」「しゃべらない」「もどらない」「ちかづかない」をみんながよく守れていました。

5・6校時に防災オンライン学習を行いました。2011年3月11日の東日本大震災において、娘さんを亡くされ、その後防災を語りついでおられる佐藤敏郎先生とオンラインでつながり、学習を行いました。保護者や地域の方々も16名参加してくださいました。
佐藤先生のお話の中には、すっかり姿を変えてしまった女川町や、並べられた遺体を目の前にしたことなど、言葉にできないものもありました。しかし、お話の中に「防災とは」という言葉が何度も出てきましたが、防災とは、地域とつながること、未来を語ること、自分と大切な人の命を守ること、「ただいま」を毎日言うこと、そして、震災をハッピーエンドで終わらせること・・・。災害に備えることによって、失ってはいけないものを守ることができるはずだということを学ばせてもらいました。
5年生の児童の感想では、東日本大震災のこわさ、家族を失う悲しみ、津波の恐ろしさ、命の大切さがよく分かったことや、自分の命も、家族の命も絶対守れるものではないから、防災学習をこれから頑張りたいという思いを発表してくれました。



5年生が、この一年間お世話になった方々を招待し、感謝の会を行いました。


感謝の会では、かまどベンチを使って焼き芋を作りました。




濡らした新聞紙とアルミホイルでサツマイモを包み、かまどベンチの炎の中に芋を並べていきました。




しばらく待つと、熱々の焼き芋が出来上がりました。














感謝の会の最後には、5年生が感謝の気持ちを綴った寄せ書きをプレゼントしました。
5年生はこれまで、防災学習を行ってきました。そのいろいろな場面で地域の方々に教えていただくことで、学習を積み重ねることができました。支えてくださった地域の皆様、これまでありがとうございました。